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これまでの心理学は、感性を中心として構成されてきたものであり、人間の大事な「人格形成」における性格のプログラムが明確に示されていないのが現状です。今日まで心理学を作ってきた学者たちは「意識」と「無意識」を明確に解析しておらず、起こるべくして起きた事実への対処療法しかありませんでした。そして、これを明確にするためには、物理学の見地から心理学を捉える必要があります。なぜならば、すべての事象は「物理」で形成されており、物理の発展が心の発展と考えてしかるべきだからです。現代の科学の発展において、分子・原子レベルを超えた素粒子レベルがすべてのものを形成していることが解明された以上、人間の心も素粒子からできていると捉える必要があります。 藏本天外は、ここにいち早く着目して「思考」「感情」および「知性」「感性」「論理性」を明確にした上で、人格の向上(進化力=生命の核のレベルの向上)に結び付けていく論理を展開して、実験・確認を通じて理解を深めていく「物理性心理学」(フィジカル・サイコロジー)という学問を確立したのです。
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